ヴァイツェンの故郷はドイツ、バイエルン州
ヴァイツェンの故郷は南ドイツのバイエルン州です。
バイエルン州には、古くからビール醸造のメッカとして知られているミュンヘンがあります。ミュンヘンは、近年日本でも開催されるようになったビールの祭典「オクトーバーフェスト」発祥の地としても有名な場所。
このバイエルンで特に人気の高いビールがヴァイツェンなのです。
ヴァイツェンとはどういうもの?
ヴァイツェンは、15度~25度で活動する上面発酵酵母によって造られるエールビールです。
一般的なビールに使用される大麦麦芽に加え、小麦麦芽を50%以上使用しており、泡立ちが豊かで色も淡色であることから、バイエルンでは「ヴァイスビア」(白ビール)とも呼ばれています。ヴァイツェン(Weizen)のヴァイス(Weiße)は「白」を意味しているんです。
また、濾過をせず濁りのあるものを「ヘーフェヴァイツェン」、濾過をして濁りのないものを「クリスタルヴァイツェン」といいます。その他、“濃い”を意味する「ドゥンケルヴァイツェン」があります。機会があれば、飲み比べてみてくださいね。
ヴァイツェンのテイストの特徴は?
ヴァイツェン酵母による、バナナを思わせるフルーティな香りが最大の特徴。
苦みが少なくおだやかな酸味と爽快なのど越しで、「ビールは苦くて苦手」という方でもスッと飲める飲みやすさです。
80年代中頃までは他の地域で飲まれることは少なかったのですが、この爽やかなテイストがうけ、現在では世界各地で製造され親しまれています。
【おすすめのヴァイツェンビール】常陸野ネスト ヴァイツェン
愛らしいフクロウがトレードマーク。茨城県のブルワリーで製造されている常陸野ネストビールは、世界で最も売れている日本産のクラフトビールです。
このヴァイツェンは、なんとビールの本場ドイツの農林省のコンテストで、2年連続で金賞を受賞しています。
特殊な酵母から生まれたバナナやクローブのようなフルーティな香りと軽やかなボディが特徴で、飲み口はとても爽やかです。
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