まるで“ホップのシャンパン” のようなビール
ホップはビールの主原料で、主に香りと苦味のもとになります。
通常、ビールに使うホップは夏に収穫したものを乾燥処理したものです。1年中安定した品質のホップを使うために乾燥処理は欠かせません。
しかし、その工程において香りの成分が揮発することも避けられません。
でもこのビールには、何の成分も失われていない摘みたてホップをそのまま使用しています。
とれたてホップを使ったビールは、限られた場所(ビール醸造所とホップ畑の距離が近い)、限られた時期(ホップの収穫時期)しか造れない特別なものです。
この「FRESH HOP IPA」は山梨県北杜市で8月2日に収穫した“かいこがね”ホップを、すぐ神奈川の工場に持ち帰り醸造したビールです。
かいこがねホップは、甲斐で生まれた黄金色のホップが名前の由来です。若い頃は名前の通り黄金色をしていて、成長とともに濃い緑色になります。香りは柑橘系で、欧米の柑橘系ホップと比べると金柑を思わせる"和"な雰囲気があるのが特徴です。
国産ホップのフレーバーは、海外のものに比べると繊細です。その繊細なフレーバーを存分に引き出せるように、このビールはボディ(糖度)を極限まで落とし、ドライに仕上げています。
通常、ホップを大量に使うIPAのようなビールは糖度も高めにして、香り・苦味の強さに負けない厚みのある飲み口にします。
サンクトガーレン社のレギュラーIPAビールのYOKOHAMA XPAの糖度は4前後、レギュラービールで1番飲み口の軽いゴールデンエールでも3前後あります。
でも、このFRESH HOP IPAの糖度は、ほぼ0。
日本のビールでここまでドライなものはほとんど見かけません。
日本ではドライなビールというとシャープで硬い飲み口を想像する方が多いと思いますが、このビールはその逆。タンパク質の多い小麦麦芽やオーツ麦を使用し、クリーミーで柔らかな飲み口です。
大量のホップは全て、理論上ホップの苦味が抽出されない麦汁煮沸後に投入。苦味は微かで、シトラスのようなホップフレーバーだけをビールに凝縮させました。
糖度はほぼゼロでありながら、口に含むとホップのフレーバーから甘さを感じることが出来ます。
ドライな飲み口に圧倒的ホップ感。まるで“ホップのシャンパン”のようなビールです。
「FRESH HOP IPA」 商品概要
■商品名
FRESH HOP IPA(フレッシュ ホップ アイピーエー)
■アルコール度数
6.5%
■内容量
330ml
■希望小売価格
429円(税別)
■販売場所
オンラインショップ、東武百貨店池袋店ほかサンクトガーレン取扱い各店。
公式サイトに随時掲載。
神奈川県厚木市のクラフトビールメーカー「サンクトガーレン」は今年8月に山梨県北杜市で収穫した“...
スプリングバレーブルワリー株式会社は、希少な日本産ホップ「MURAKAMI SEVEN」を使用...
株式会社銀河高原ビールから 季節限定のクラフトビール「そよ風のケルシュ」が 2019 年 6 ...
キリンビール株式会社は、米国の代表的なクラフトビールメーカーであるブルックリン・ブルワリー社の...
BREWBASEは、これまで主にNew England IPAのスタイルをべースに新作を発表し...