ビールを愛する、REVO BREWING 水沼 泰樹さん
―お酒つくりの中で、ビールづくりが一番楽しいと思った
両親がお酒が大好きだった影響で、子供の頃から親が美味しそうにお酒を飲んでいる姿をずっと見ていて“お酒ってそんなに美味しいんだ!”と興味を持っていました。大学もお酒に関係する微生物学を学べる学部に入学しました。入学後は、酵母について研究し、単行複発酵を連続的にできないかという研究をしていました。
大学生時代は、地元が神奈川県の茅ケ崎市だったということもあり、湘南ビールをつくっている熊澤酒造でビール醸造のアルバイトをしていました。他にも日本酒の醸造もやっていたのですが、ビール造りが面白いなと思っていたこともあり、大学卒業後は、埼玉県のCOEDOブルワリーで約6年間ビール醸造に携わっていました。
―日本のビールから海外のビールに興味を持ち始めました
ビールは、つくる方からハマっていきました。熊澤酒造で湘南ビールをつくっているのを見て、ビール醸造の面白さにハマり、その後色んなビールの味に出会い、“こんなビールがあるんだ”と飲む方にハマっていきました。ビールにハマってすぐは、日本のクラフトビールを飲んでいました。湘南ビールやコエドビールなどをよく飲んでいました。両親がエチゴビールのスタウトが好きで、家に常備してあったこともあり、エチゴビールのスタウトは当時毎日飲んでいたと思います。
その後、アメリカのビールも飲むようになりましたね。アメリカは、クラフトビールという名前を作ったということもあり、ビール文化が進んでいるので、日本と違った文化を学ぶために、モダンタイムスやカールストラウスのビールをよく飲んでいました。
ビールづくりで大事にしていることは味のバランス
ビールのつくり手として、味のバランスを大事にしています。バランスというのは、ホップとモルトを同程度感じさせるというわけではなく、ホップを効かせたいならば、モルトの主張を強くしないようしています。オフフレーバーが出ないように、ホップやモルトが感じられるバランスの良いビールをつくるように心がけています。原料の嫌なところが出ないように、足し算と引き算をしながら、ビールをつくっています。
9月20日が REVO BREWINGのオープンで、この場所でビールをつくり始めることができたのは、9月1日からだったんです。ビール醸造は設備産業と言われるように、設備が変わると、今までと同じつくり方でも、ビールの味が変わってしまうということがあります。新しい設備を使っていかに自分のイメージしているビールに近づけるかは、今までの経験であったり、自分の持っている知識で埋めていくしかないと思っています。
この場所から横浜を盛り上げたい
REVO BREWINGは、客室が2311室ある日本最大級のタワーホテルの1階にあるお店です。REVO BREWINGの店内は220席で、店内から見るみなとみらいのロケーションは最高です。ここにブルワリーレストランがあるということで、横浜のクラフトビールカルチャーを盛り上げていければいいなと強く思っています。ビールの街横浜で、ビールを盛り上げる一員として働くことができるのは、とても嬉しいことですね。
COEDOブルワリーで働いている時から、横浜ベイブルーイング手嶋さんとは知り合いで、同じ横浜のブルワーとして“横浜を盛り上げていきたいね”という話をします。横浜は、サンディエゴやポートランドに匹敵するようなクラフトビール都市にしていきたいです。そのためにも、そこにかなうようなビールをつくっていかなければならないなと思っています。
ビールの姿勢を学ぶことができたアルバイト
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