ビールを愛するVERTERE 鈴木さん
都内とは思えないような自然豊かな場所に、VERTERE(バテレ)のお店があります。今回は、代表の鈴木光さんと醸造長の辻野木景さんにお話しを伺いました。
お酒があまり飲めないからこそ、美味しいお酒を飲みたかった
鈴木さん(以下 鈴木):醸造長の辻野さんとは、高校3年生の時のクラスメイトで、同じ大学に進みました。大学時代には、辻野さんと何か事業ができないかと構想を練っていました。大学の専攻は造園科学科だったので、当時はまだビールで事業を立ち上げるとは思ってもいませんでした。
2人ともお酒が弱く、大学の飲み会にあまり参加していませんでした。それでも1杯2杯だけなら、お酒を美味しく飲むことができるので、それだったら飲み放題に2,000円を使うのではなく、自分の好きなお酒を飲んだほうがいいなと思っていました。行ったことのないバーなどに2人で行き、様々な種類のお酒を飲んでいました。その中で、ビールも様々な種類があるんだと思いハマっていきましたね。
辻野さん(以下 辻野):アルバイト先の近くにベルギービールのお店があったので、バイト終わりに飲んだりしていました。父もビールが好きで、父がお店に飲みに行く時によく付き合っていました。「Bass Pale ale」は、家に常備してあり、よく飲んでいました。
ビールはベルギービールからハマっていきました
鈴木:ビールにハマったのは、ベルギービールを飲んでからです。「Hoegaarden ヒューガルデン」や「Weihenstephaner ヴァイエンシュテファン」などにハマりました。
ビールを飲み始めたときは、一般的なビールを飲むことができず、ベルギービールを飲んでから、ようやく一般的なビールも飲めるようになりました。
ずっと何か事業を始めたと思っていました
鈴木:ビールを造って事業にしていこうと思ったのは、大学を卒業して1年後の2012年の時でした。
辻野:私が大学卒業後に、高円寺にある「高円寺麦酒工房」で働いていた際、飲みに来た鈴木さんに“ビールを醸造して販売することは、面白いし、ビジネスになるんじゃないか”と提案した事がきっかけでした。その後2014年に「VERTERE」の会社を立ち上げました。
ビールを美味しく飲むには、場所も関係していると思いました
辻野:奥多摩にお店をオープンさせたのは、巡り合わせです。
知り合いの方に奥多摩に呼んでいただき、キャンプをしたことがきっかけでした。キャンプ中に外で飲んだビールが最高に美味しくて、ビールを飲むには場所が重要だなと思ったんです。
都心で飲むより、自然に囲まれた場所の方が、美味しいビールを飲んでもらえるのではと考えました。当時、どこにお店を出すのか悩んでいましたが、すぐに奥多摩にお店を出そうと決めました。
鈴木:奥多摩にお店を作ろと思ってからは、運よく今の場所に空きがあり入ることができました。
カフェをオープンするために、8カ月程かけて、自分達でお店を作っていきました。電気や水道の設置以外の店内、庭はすべて自分達で造りました。木材を手に入れるために、山奥に探し行ったりもしました。カフェは、2015年の夏にオープンして、今年の夏で5年目になります。
まず、カフェをオープンすることはできましたが、カフェは、造ったビールを提供する場所を作りたかっただけなので、自分達が造ったビールを提供するまでは、物足りない気がしていました。
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