ビールを愛するBC Beer Trading 草場さん
今回は、クラフトビールの街・静岡県にあるBEER OWLEにお邪魔しました。このお店は、BC BEER Tradingが運営に携わるクラフトビール専門の酒屋です。カナダのバンクーバークラフトビールインポーターとして働く、BC Beer Trading 代表 草場さんにお話しを伺いました。
留学先で飲んだビールがおいしかった
ビールを好きになったきっかけは、カナダのトロントでビールを飲み始めたことがきっかけでした。
一般企業を退職した後、学生の頃からやっていた音楽の仕事ができないかと、カナダのトロントに留学に行きました。
日本にいた時は、ウイスキーが好きでよく飲んでいましたが、カナダではウイスキーの値段が高く、あまり飲むことができませんでした。そこで飲み始めたのは、トロントのビールでした。元々ビールはあまり好きではなかったですが、Ale Styleやフルーツラガーがとても美味しくて、ビールを飲み始めました。
―ビールにはまったきっかけは、えぞ麦酒の「シェークスピア・スタウト」
一度日本に帰国して、働いていたお店に常設されていたのが、えぞ麦酒さんの「シェークスピア・スタウト」でした。とても美味しいビールで、飲んでいるうちにどんどんビールにハマっていきました。
そのタイミングで、当時住んでいた東中野に「THE HANGOVER」が開店し、通いつめていました。そこで、当時バーのマスターで現在、Tokyo Ale Works で醸造士として働くRandyさんにビールについて教えてもらいクラフトビールを学ぶことができました。
バンクーバーのビールが自分に合うと思った
日本で、ビールにハマり自分のやりたいことが固まっていった時に、もう一度海外に行こうとバンクーバーに向かいました。
バンクーバーで立ち寄ったビアバーのビールを飲んだ時に、“現地のビールはやっぱり美味しい”と感動しました。この時実は、ポートランドに行こうと思っていたので、ビールの街ポートランドでは、“もっと美味しいビールが飲めるのではないか”と期待していました。
カナダでは、フリーライターとして滞在し、二カ月間、現地のカルチャーを体験したり、様々なお店を回り、バンクーバーのビールを飲み歩いていました。
当時のバンクーバーのクラフトビールのシェアは15%を超えていて、歩ける範囲で10軒ものブルワリーがあるような街でした。その後、ポートランドに行ってビールを飲んだ時に、個人的な感想ではありますが、バンクーバーのビールの方が美味しいなと感じました。モルト感のあるボディーが強いというのが自分に合ったのだと思います。
インポーターの仕事をして、5年程経ちますが、バンクーバーのブルワリーは、あまり主軸を変えずにビールを造っているなと思っています。
ニューイングランドIPAが人気だからといって、人気のスタイルばかりを増産するのではなく、ブラッシュアップされたレシピでビールを造っているので、いつ飲んでも変わらずおいしいというのは、バンクーバーのビールの魅力の一つだと思います。
共同経営者の塚田に出会えた事で、ビールに向き合う姿勢が変わった
ビール人生で最大の出来事は、BC Beer Trading の共同経営者である、塚田洸に出会えた事ですね。塚田は、バンクーバーでよく訪れたビアバーのマスターに紹介してもらいました。
塚田は、Parallel49 Brewingのブルワーとして、現在は、R&Dブルワー(新商品開発)として働いています。同時期に日本に一時帰国した際に塚田から、Parallel49 Brewingの輸入をやらないかと持ち掛けられ、インポーターの仕事を始めました。
塚田は、毎週自宅でもビールを仕込んでいて、そのビールを飲ませてもらった時に、“こんな美味しいビールを造る人がいるんだ!ビール造りに関しては何もかなうはずがない。”と度肝を抜かれました。
彼と出会い、同世代で、ここまで美味しいビールを造れる人がいたことで、ビールに向き合う姿勢が変わっていきました。塚田に出会えなければ、今の自分はいなかったと思うので、とても感謝しています。
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