ビールを愛する、IBREW 新橋駅前店 店長 赤羽根 優衣氏
将来カウンセラーの仕事に就きたいと思っていたので、大学では、発達心理学の勉強をしていました。その時に、先輩から誘われたアルバイトがクラフトビールを扱っているお店で、そこで初めてクラフトビールを知りました。
クラフトビールのアルバイトをしていく中で、“やるんだったらちゃんとやりたい”という思いが強くなり、クラフトビールの勉強を始めました。このビールを飲んで感動したからクラフトビールを勉強しようではなく、仕事をやるうえで知らないといけないことだなという思いの方が先だったと思います。
クラフトビールの初歩的な知識は学ぶことはできましたが、当時はまだ深く学ぶことができる書籍などはなかったので、モヤモヤしていたことはありましたね。
将来は、カウンセラーになるんだと勉強していたので、現在、飲食店で、しかもクラフトビールのお店で店長をやっているなんて、自分もそうですが、親も驚いていましたね!
全国から集まるクラフトビール
今お店には30タップにクラフトビールがつながっています。他のIBREWの店舗には、海外のクラフトビールがあるのですが、新橋駅前店では国産だけを取り扱っています。
新橋駅ということで、全国各地からお客様が集まってきます。どの都道府県から来た人でも、楽しんでもらえるように、全国のブルワーさんからクラフトビールを集めるようにしています。関西のお客さん、関東のお客さんで知っているクラフトビールが違うので、反応が面白いですね。
クラフトビールが、ラフに空間を楽しむためのツールであってほしいなと思っています。1杯飲むのに、“あれにしようかな、これにしようかな”と深く考えることなく、チャレンジして色々なクラフトビールを飲んでほしいなと思っています。
IBREWは、他のビアバーに比べて価格が安いんです。(Half :390円、Pint:690円/税抜)1人で、飲み会前に立ち寄ってくれたり、滞在時間が1時間だったり、ふらっと寄って1杯飲んで帰られるお客さんも多いですね。
お店に入ってくるビールは、毎日変わるので、メニューは毎日変えています。メニュー表は、ビアスタイル別に記載していますが、ビールの名前の下には、ビールの色で線を付けているんです。ビールの説明は詳しく書いていないので、まずは色で、判断できるようになっています。
お客さんが“こういうビールを飲みたい”というリクエストをされた時は、どんな飲み物が好きかを聞くことがあります。例えば、ミルクティーをよく飲む、微糖でも甘いなど、甘さのさじ加減が違うんですよね。甘さのさじ加減が分かれば、30種類の中から、オススメするビールをご提供することができます。なので、ビールを選ぶ時に迷ったら、スタッフに聞いてほしいなと思っています。
メニュー表は、1つの席に、1つではありません。隣に座った人とメニューを共有してもらって、知らない人同士でも話しながら楽しく飲んでもらいたいと思っています。
好きなビールはベストビター
私が好きなビールは、モルティ―なビールが好きなので、ベストビターとかが好きです。クラフトビール知った最初のころに衝撃を受けたのは、ドイツのラオホビールですかね。今まで知っているビールとは全然違う!と思ったことがありました。
今お客さんの中で、人気があるビールは、IPA、ペールエールが多いです。季節感もあって、フルティーでスッキリしているビールが好まれている気がします。ペールエールは度数もあまり高くないので、飲み続けるお客さんもいらっしゃるので、すぐに無くなってしまいます。
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